こんにちは。
皆様はゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。
今年はコロナ騒動でどこにも出かけられないので、私は10年前のWii fitを引っ張り出し、家でゲームがてら運動していました。 ずっと処分し切れずに放ったらかしになっていましたが、捨てなくて良かったです😄♪
その他は眉間、額、目尻のボトックス注射を打ち、顔にうっかりできてしまったイボを炭酸ガスレーザーで蒸散したりと、セルフ美容メンテナンスに励んでいました。
さてさて、話は変わってタイトルの通りマダニの季節の到来です。
つい先日来られた患者さんが「マダニに刺されたかも」と言うことで受診され、マダニの虫の現物(!)を持参されてこられました。
太ももに「かさぶた」があったので、つい剥がしてしまったところ、よく見たら虫だったとのことでした。
ラップにくるまれて連れてこられていましたが、顕微鏡で観察するとまだ生きていて、足をジタバタ動かしていました😨
ただ幸いにもマダニの口器(人間の皮膚にかみつく部分)は、左右の触肢、口下片すべて残っていました。
↓ ↓ 実際のマダニ写真 (左右の触肢と、中央の口下片を合わせて口器と言います)
マダニに刺された場合、自分で取ろうとするとこの口器がちぎれて皮膚に残ってしまうのです💧
またマダニはお腹の中に病原体を持っていることがあるので、ちぎって取る際にマダニのお腹を押してしまうと、病原体が皮膚に入ってしまい、病気を発症するリスクがあります。
なので、無理して自分で取ろうとせず、病院を受診するようにしてください。
口器が残って切除した症例はこちら↓ ↓
マダニのピークは春と秋の2回あり、5月から6月にかけて春のピークがあります。
今年はコロナで山や川などのレジャーに出かける方はあまりおられないと思いますが、公園やちょっとした藪にもマダニが生息していますので、要注意です。
(ノミダニフィラリア.comのサイトからお借りしました)
ペットのお散歩に出られる際など、長袖、長ズボンを着用し、虫よけスプレーなども使用して行かれるようにし、なるべく側溝や草木の多いエリアには立ち寄らないように注意してくださいね。