赤いニキビ痕・・・フォトフェイシャルで治療できます🍓

今回はニキビの赤い痕にフォトフェイシャル治療を行なった例の紹介です。

シミ治療で有名なフォトフェイシャルですが、実はフォトフェイシャルはニキビ跡の赤みや、赤ら顔といった、血管の関わる病変にも効果があります。

まずはビフォア・アフターの写真をご覧下さい。

フォトフェイシャル 施術前

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フォトフェイシャル 6回施術後(初回施術から13ヶ月経過)

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ニキビ後の赤みがかなり改善しているのがわかると思います。

今回はニキビ後の赤みがメインのお悩みだったので、赤みへの効果が最も高いフィルターを使用し、しっかり効くモードで照射しています。フォトフェイシャルの美肌作用によるオマケの効果も出ており、ホクロの色も薄くなり、頬や鼻の毛穴も少し目立たなくなっています。

ちなみにこの方は並行して通常の保険診療のニキビ治療も行なっています。ベピオゲルやデュアック配合ゲルといった、過酸化ベンゾイルの外用や、漢方薬の内服も行ないました。これが最も大事なことで、ニキビの治療では美容治療だけ受けるのでは不十分で、過酸化ベンゾイルの外用を中心とした保険診療をしっかり継続して、新しくできるニキビを抑える必要があります。

 

次に時系列で徐々に赤みが薄くなっていく経過をご覧下さい

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①フォトフェイシャル施術前(前出1枚目と同じ)、①から④まではほぼ月1回のペースで照射しています。⑤5回施術後、 ⑥直近の写真で、フォト最終施術時(⑤)から7ヶ月経過した写真です(前出2枚目と同じ)

私の印象ですが、ニキビ痕や赤ら顔など、赤みに対する治療の方が、シミの治療の時よりも症状の改善までに時間、回数ともに長くかかるように思います。

実際この症例の方も、③の時期には「果たして効果が出ているのか😖!?」と不安になるレベルの改善具合だと思うのですが、④、⑤、⑥で一気に改善してきているのがわかると思います✨ 信じてずっと通ってくださった患者さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです🙏

私は当院でのフォトフェイシャルの治療効果をさらにアップさせるべく、学会や勉強会、ウェブセミナーなどに積極的に参加しているのですが、よく講演の中でフォトフェイシャルの治療は「用量依存性」ではなく、「回数依存性」であると説明されています。これはつまり、フォトフェイシャルの治療では光の1回あたりの出力を強くすることで治療効果が上がるのではなく、施術を何回も繰り返し行なうことで治療効果がアップするという意味です。 正直シミの治療に関しては施術回数だけでなく、1回あたりの光の強さも重要なのではないかと思っていますが、赤み系の治療に関しては、確かに回数をかけることが重要なのかも知れない、と今回の患者さんの例で認識を新たにしました。

当院では院長が全ての患者さんのフォトフェイシャルを照射しています。各患者さんのお肌の色や、その時の日焼け具合、生活習慣、前回の照射の効果などを考慮して、個人に合わせて機械の設定を細かく変えています。メーカー推奨のパラメーターだと、どうしても画一的な安全運転のマイルド治療になりがちですが、当院では私が大丈夫と判断した患者さんにはガッツリ攻めの照射を行っています😠 当院のm22も含め、現在はIPL(フォトフェイシャル)治療器は山ほど出回っています。ですが、どこのクリニックでも、どの機械でも同じ効果が出せるわけではありません。機械の質も重要ですし、各患者さんに合った設定が重要です。

あや皮フ科クリニックは今後も更に研究を重ねて、今よりももっと効果を出せる治療を追求していきたいと思います👊

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