難治性ニキビの治療~まとめ

今回は前回、前々回のニキビ治療の①保険診療編②美容診療編の経過をまとめてお見せしたいと思います。保険診療、美容診療合わせておよそ1年弱の経過です。

写真を並べて経過を見てみると、本当にグングンと良くなっているのがわかると思います😊

頬・口周り、額のどちらの経過も上から

【治療前】→【保険診療開始4か月後】→【フォト照射+イオン導入1回後】→【フォト照射+イオン導入2回後】の順番です。

・頬、口周りの経過

・額の経過

当院でのニキビ治療の方針ですが、まずしっかりと保険治療を行ない、炎症の強いニキビを抑えていきます。そして炎症性のニキビがある程度落ち着いたら、ニキビ後の赤みや、色素沈着、クレーター、残ったニキビなどをターゲットとして、フォトフェイシャルやダーマペンといった美容治療を行ないます。
最近はSNSなどの影響もあってか、若い方の美容治療への関心が高いのを実感します。皆さんネットで色々な美容治療についてよく調べておられ、まずいきなり自費の美容治療を受けて、それがあまり効かなかったので、保険診療を受けに来ました!と仰る方さえもおられ、驚かされます。 美容治療へのハードルが低くなったことは良いと思う反面、まずしっかり保険診療を受けた方が良いのにな・・・、と思う患者さんもおられます。もちろんすぐに美容治療を受けるのも悪いことでは無いのですが、心理的にも経済的にも普通の方にはハードルが高めかと思います。

ニキビで悩んでいる方、まずはお近くの皮膚科で良いので受診して、しっかりと保険診療を受けましょう。 クレーター(ニキビ後の肌のへこみ)は一度できてしまうと、保険診療ではまず治らないです。なので、いかにクレーターになる前の早い段階で治療するかが重要です。

頑張って保険診療を受けて頂き、それでもニキビ跡やクレーターで悩まれている場合は、美容皮膚科治療も検討して頂ければ良いかと思います。

 

今年も一年残すところあとわずかとなりましたね。年内の投稿は本日が最後になるかと思います🤗

ブログを読んで下さった方々、あや皮フ科にお越し下さった方々、今年も一年間本当にお世話になり、ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます🐇

 

あや皮フ科クリニック|京都市上京区 西陣|一般皮膚科 美容皮膚科

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