今回の患者様は10代の頃から頬にシミがあり、過去にIPL(光治療)やレーザーフェイシャルを合計10回程度受けて、ある程度はシミが薄くなったものの、完全には取り切れなかったとのことでした😢
ビフォア:両頬に細かい淡い茶色のシミが多数あります。

シミの色味が薄く、パッと見ただけでは正直普通のシミやソバカスと鑑別診断が難しいです。
しかしシミが10代から出現していること、頬をメインに分布していること、過去にIPLやレーザーフェイシャルで取り切れなかったという情報を総合的に判断して、ADMが最も疑われるという結論に至りました。ADMの治療にはピコレーザーのスポット照射が適しています。
アフター:ピコレーザー照射から2週間経過した状態です。全体的に綺麗になって、かなりスッキリした印象です

ADMとは『後天性真皮メラノサイトーシス』を略した名称で、皮膚の深い部分の真皮に、メラノサイトというメラニン色素を作る細胞が増えている状態です。
シミというよりはアザに近い病態ですが、便宜的にシミとして扱われています。
ADMに効果のある治療は、ピコレーザーまたはQスイッチレーザーの強めスポット照射のみです⚡️
IPL照射やレチノール外用はADMには効果はありません。たとえピコレーザーやQスイッチレーザーであっても、トーニング照射やフラクショナル照射などのマイルドな治療では効果がありません。(ピコスポット照射前に、肌を良い状態を整えるという意味では有効です)
ADMは1回のレーザー照射で除去できないことも多く、特に色味が濃い方、色が青みがかっていたり、グレーがかった色の方などは、色素が皮膚の深くにあるため、複数回の照射が必要となります。
今回の患者様は色白の方で、また過去にIPLやレーザーフェイシャルも受けられていたことが幸いし、元々の肌状態が非常に良く、スポット照射1回で良好な結果が得られました😊✨️
ADMは他の種類のシミと間違われて診断されていることも多く、適切な治療を受けられていない場合があります。
レーザートーニングやフォトフェイシャル治療を何回か受けても改善しないシミの場合、ADMの可能性も考えられますので、一度診察にてご相談下さい😌
施術名:ピコスポットADM(ピコレーザー)
施術内容:除去を希望されるシミの部分を冷却後、ピコレーザーを患部に直接照射
希望者は麻酔クリーム(別途+2,200円)
施術費用:両頬 22,000~/回(シミの範囲による 今回の場合両頬で55,000円)
リスク:照射時の疼痛、皮下出血、腫れ、色素の残存、炎症後色素沈着、シミの再燃など
あや皮フ科クリニック@京都
075-406-0100