気づけばもう7月ですね🍉
水虫、あせも、虫さされ...etcと、皮膚科は夏に悪化する疾患が多く、病院も混雑しやすいのですが、当院もやはり混雑してお待たせすることが多くなっています。
土曜日は特に混雑しやすいので、平日受診が可能な方はできるだけ平日にお越し下さい。
また土曜日も11時を過ぎて来院されると、大変混雑します。
つい先日の土曜日は10時頃はガラガラで、今日は夏にしては暇だな~と、のんびり構えていたのですが、11時20分頃から一気に急激に混み始め、多数の患者さんを大変長くお待たせすることになってしまいました。こちらとしても長時間お待たせするのは非常に心苦しく、また診察時間も短くなるとどうしても診療の質も落ちてしまいます😫
皆様、お仕事や学校でお疲れのこととは思いますが、なるべく早めの時間帯での来院をお願いいたしますm(_ _)m🙏
前置きが長くなってしましましたが、今回はとびひのお話です。とびひも夏に多い皮膚の疾患で、黄色ブドウ球菌や溶連菌といった細菌が皮膚に感染することで起こります👿
当院でも6月中旬くらいからジワジワととびひの患者さんが増えてきた印象です。
とびひの語源は「飛び火」から来ているのですが、文字通り火事の火が燃え広がるかの如くあっという間に広がるリスクがあります。
虫さされや、あせもの部分を掻いてしまう事で細菌感染を起こして発症することが多く、大人の方でも元々アトピー性皮膚炎や、慢性的に湿疹があって肌にダメージがある方は感染のリスクが高くなります。
とびひには水ぶくれができる『水疱性膿痂疹』と、かさぶたが付着する「痂皮性膿痂疹」があり、前者は黄色ブドウ球菌が、後者は溶連菌が原因となります。
水疱性膿痂疹
(↑ 日本皮膚科学会のサイトからお借りしています)
痂皮性膿痂疹
(↑ 日本皮膚科学会のサイトからお借りしています)
とびひは軽症のうちは塗り薬だけでも治る場合もあるのですが、「飛び火」して広がってしまうと塗り薬のみでの治療は難しく、抗生物質の飲み薬が必要となります。
怪しい症状がある場合はなるべく早く受診するようにして下さいね。
またとびひにならないように、普段から適切なスキンケアも大切です。外遊びの際は虫除けを塗る、爪を短く切っておく、皮膚の乾燥やあせもがある場合は早めに治療しておくなどもとびひの予防になります。
より詳しい情報が日本皮膚科学会のホームページに掲載されていますので、そちらも参考にして下さいね。
あや皮フ科クリニック|京都市上京区 西陣|一般皮膚科 美容皮膚科
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