鼻横の大きいホクロの治療

今回は鼻の横の大きいホクロを除去した例です。

40代の男性で、子供の頃からホクロがあり、徐々に隆起してサイズも拡大してきたとのことで受診されました。

 

初診時

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鼻の右側に大きなホクロがあり、サイズ12mmとなかなかの大きさです。

このホクロを取るにはメスを使って手術で切って取る方法と、炭酸ガスレーザー等で蒸散する方法があります。
私は開業前は総合病院の皮膚科に勤務しており、かつては有棘細胞癌、基底細胞癌といった皮膚悪性腫瘍の除去手術を行っていました。

その経験からすると、この大きさのほくろを手術で除去しようと思うとなかなか大変だと思います💦

手術ではまずはホクロ全体を含むようにメスで皮膚を切除します。取った後は皮膚が大きく無くなってしまいますので、周辺の皮膚から皮弁といって、欠損した部分を覆うための皮膚を切り込みを入れて寄せてくる必要があります。

顔は他の部位と比較すると傷はかなり綺麗に治るのですが、手術をするとやはり多少の傷は残ってしまいます。また処置の時間もレーザー治療よりは長くかかります。

これだけ大きなホクロを除去する場合、手間と仕上がりの美しさを考慮すると圧倒的にレーザー治療に軍配が上がると思います。

(なお悪性腫瘍の場合は切除して病理検査を行い、確実に断端に悪性の腫瘍細胞が残っていないかを確認する必要がありますので、レーザー治療は不可能です。)

 

レーザー治療直後

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出血も無く、綺麗に取れました。

術前の準備や局所麻酔など全て含めて、かかった時間は30分程度と思います。レーザー照射自体は多分10分ちょいくらいです。

ここから創傷被覆剤といって、貼り薬を2週間程度行っていきます。結構大きな傷なので、処置して2,3日は傷からかなり滲出液が出てくるので、頻回の貼り替えが必要となります。 

 

炭酸ガスレーザー施術から2週間後

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とっても綺麗に治っています✨

ご本人様も「初めは傷からかなり汁が出てくるので、どうなることかと不安でしたが、こんなにきれいに治って良かったです」と喜んで頂きました。

元々目鼻立ちがはっきりした方なので、大きい目立つホクロが無くなって、更にすっきりして精悍なお顔になられました

大変おおらかな方で、ブログへの掲載をお願いした際も「気にしないので、目を隠さなくてもいいよ!」と言って下さったのですが、一応同系色で目隠しを・・・😅

 

ホクロの場合、まずダーモスコピーという拡大鏡の検査を行い、良性と判断した症例のみレーザー治療を行っております。

少しでも悪性が疑われる場合は、保険診療で皮膚生検および病理検査をお勧めしております。

まずは一度ご相談ください。

 

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