こんにちは、事務長です。
先日、友人(40過ぎのおっさん)がSNSでマスク跡にならないように日焼け止めを買いに行くとつぶやいていました。
全国で緊急事態宣言が解除され、外に出歩くことも多くなるでしょうが、まだまだ皆様マスクが手放せないのではないでしょうか。
そのため、しっかり日焼け対策をしていないと、顔にマスク跡が!!!という事態になってしまいます。
そこで、今回は日焼け止めについて書いてみようと思います。
早速、当院で取り扱っている日焼け止めを集めてみました。
とりあえず、4ブランド6製品。
いずれの商品にも書いてある文字が!そう、皆さんご存じSPFとPAです。
一番左がSPF16、PA++、次の2製品がSPF32、PA+++、右の3製品がSPF50+、PA++++。
左から右に行くにつれ、高性能な日焼け止めとなります。皆さんもなんとなく理解はされているのではないでしょうか。
ところで、このSPFとPAって何なのでしょうか?違いはどこにあるのでしょう?
SPFって何?
SPFはSun Protection Factorの略で、日本語に直訳すると日焼け止め(Sun Protection)係数(Factor)で、UVBという紫外線により肌が赤くなる日焼け(サンバーン)を防げる能力の指数です。
意味としては、日焼け止め無しと比較して、どの程度サンバーンを遅らせることができるかということです。
例えばSPF30であれば、日焼け止め無しで20分で日焼けする量を、30倍の600分(10時間)まで遅らせることができる日焼け止めという意味になります。
ただし、これは太陽から降り注ぐ紫外線量が常に一定ではなかったり、日焼け止めの効果が時間がたつと変わる(例えば汗で流れてしまう)ので、単純に時間では表せないので注意してください。
さらに皆さんUVAという紫外線も聞いたことありませんか?UVAの対策はしなくていいの?という疑問があるかと思います。
PAって何?
そこで、出てくるのがPAという指標です。
PAはProtection grade of UVA(UVAから肌を守る等級)の略で、UVAにより肌が黒くなる日焼け(サンタン)を防げる能力を表したもので、PA+~PA++++の4段階あります。(無表示も合わせると5段階)
その意味は下表の通りです。
UVAPFというのは測定値と計算式から導き出される値ですが、ここでは無視しても問題ありません。
結局どれを選べばいいの?
SPFとPAの表示の意味は分かったけど、それがどのくらいなの?と思われるかもしれません。日本化粧品工業連合会がその目安を出していますので、参考にしてください。
いくらSPFやPAが優れている日焼け止めを使っても、ちゃんと塗れていなければ、日焼け止めの効果はありませんので、ムラなく塗ったり、こまめに塗り直すことが大切です。
また、日焼け止めが原因で、お肌のトラブルが起きることもあります。
敏感肌用日焼け止めというのもありますので、敏感段肌の方はそのような日焼け止めをご使用ください。