手足口病が大流行しています😫
全国的にも流行していますが、京都はさらに流行しており、全国の一医療機関あたりの報告患者数が6.7のところ、京都府は10.60とのことです(6/24~6/30)⚡
(ちなみに報告患者数が5人を超えると「警報レベル」となります)
過去10年では手足口病が大流行した2011年に次ぐ勢いだそうですね・・・💦
当院でも6月中旬くらいから手足口病で来院される患者さんが増えはじめ、最近は毎日のように来られます。
小児の患者さんはもちろん多いですが、今年は結構大人の患者さんも来られます。
小さな子供さんと同居していない単身の方も感染して受診されるので、本当に流行しているんだな、と改めて実感しますね。
大人の患者さんの手の症状です。
手掌全体に赤いぶつぶつがあり、手関節の部分は水疱になっています。
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水疱部分のアップです。
水疱は円形~楕円形で、周辺に赤みを伴うのが特徴です。
もう一人別の患者さんです。
こちらはあまりはっきりした水疱はなく、赤みが強いタイプでした。
手足口病の治療法ですが、基本的に特効薬というものが無く、すぐに治す方法はないのです💧
あくまで自分の持っている免疫の力で治す、というのが基本です。
うちのクリニックでも基本的には経過観察するようお伝えしていますが、どうしても痒みが強い場合や、水疱がつぶれてただれている場合には対症的にお薬を処方しております。
手足口病は比較的症状は軽いことが多いのですが、口の中がただれて痛みがあり、食事や水分摂取が十分できない場合は脱水のリスクがありますので、注意が必要です。
また、稀に髄膜炎などを合併することがありますので、高熱、頭痛、嘔吐が持続するなどの症状がある場合は、早めに医療機関を受診してくださいね。